Claude Fable 5(Anthropicの最上位モデル)をメインモデルとしてClaude Codeで使うと、その圧倒的な賢さゆえにトークン消費が凄まじく、「トークン破産」に陥ってしまう問題に対処する記事です。著者はFable 5を「考えることだけに使うオーケストレーター」として位置づけ、実作業を安価なモデルに委譲する役割分担の手法と、それを1コマンドで構築できる自作CLIツール「ccteams」を紹介しています。
Fable 5をメインモデルとして通常設定で使うと、シンプルなタスク(例:「APIにレート制限を追加」)でも、そのタスクが以下のような重さの異なる作業に分解されるため、全部Fable 5が処理してしまいトークンが浪費されます。
著者の役割分担:
計画・分解・統合だけ。コードは書かない。
設計判断、複雑なデバッグ、レビュー。
実装、ボイラープレート、テスト、雑務。
高リスクな判断のセカンドオピニオン。
Fable 5には「考えて、割り振って、まとめる」ことだけをやらせます。コードを書いてテストする泥臭い作業を安いモデルに一任することで、一番トークンを食うFableの出番が計画と統合だけに絞られます。
セットアップ自体は簡単ですが、ちゃんと働くサブエージェントを作るのは別問題。
著者が作ったClaude Codeのエージェントチーム・パッケージマネージャー。役割分担済みのサブエージェント一式(description・システムプロンプト・ツール制限まで書き込み済み)とオーケストレーションルールが.claude/に入る。
用意されているチーム:
| チーム | 用途 |
|---|---|
| generalist | スタック非依存の万能チーム:スコープ→設計→実装→QA→出荷 |
| next-ts | Next.js (App Router) + TypeScript + Tailwind |
| go-api | Go の HTTP API バックエンド |
| python-fastapi | FastAPI + Pydantic v2 |
| rails / django | Rails / Django + DRF |
| debug | 再現→原因特定→最小修正→回帰テスト |
| research | コードを書かない技術調査専門 |
| エージェント | 役割 | モデル |
|---|---|---|
| (メインセッション) | オーケストレーター | Fable 5(effort max) |
| scope-planner | スコープを削る・要件を固める | opus |
| architect | 設計判断 | opus |
| builder | 実装・ボイラープレート・テスト | sonnet |
| qa-reviewer | 検証・エッジケース探し | opus |
| shipper | コミット・CI・雑務 | sonnet(haikuでも可) |
OpenAIの公式Codexプラグインを入れると、Claude Codeの中からCodexを呼べる。コツは「レビュアー」ではなく「対等な相棒」として扱い、高リスクな判断ではOpus系エージェントとCodexに同じ問題を独立に解かせてから統合すること(お互いの答えを見せない)。
エージェントチーム適用後は、ゴールを述べるだけでOK:
あとはClaude Codeが勝手に回す。タスクを各エージェントのdescriptionと照合して自動で委譲するので、Fable 5は曖昧なタスクを分解し、サブエージェントがわかりやすいように棚卸した上でタスクを譲渡。