TencentARCが開発した画像→3Dモデル生成AI「Pixal3D」を実際に様々な画像で試し、パラメーターの調整方法を詳細に解説したBlenderウォッチング連載記事。ローカル環境で動作し、ComfyUI経由で利用するための実践的なガイド。
PIXel Aligned 3D model の略。画像を読み込んで3Dモデルに変換するAIモデル。ピクセル毎の特徴を3Dに取り入れることで、直接ピクセルと3Dを対応させた詳細な形状とPBRテクスチャを作成するのが特徴。凹凸の多い形状で特に力を発揮。
START.bat を実行.glb ファイルをダウンロード| テスト対象 | 結果 |
|---|---|
| シーサー像 | なかなか良い。ただし毛の部分がタコの吸盤状に。細かいポリゴンが散乱 |
| 女性像 | ドレープ(衣紋)は良好。顔や掲げている物は省略される |
| アニメ系キャラクター | リアルな鼻・唇が生成されてしまい、おばちゃん風に。背景除去の残りがオーラ状に |
| デフォルメ少女(フリル満点) | フリル・ウェーブヘアーが見事に3D化!ボタン等は多少異なる |
| 鉢植え(金のなる木) | 一枚からよく頑張ったが、枝の交差エラーあり |
| パラメータ | 説明 | 推奨値 |
|---|---|---|
| seed(ランダムシード) | 実行毎に変更される。固定したい場合は[生成後の制御]を[fixed]に | 良い結果が得られたらfixedで固定 |
| pipeline_type | ディテールの細かさ。1024_cascade(推奨)または1536_cascade(高品質) | 1024_cascade → 良い結果を得たら1536_cascadeに上げる |
| max_num_tokens | 形状・テクスチャの品質に影響。VRAM 12GB設定では49152 | メモリ不足なら減らして他に回す |
| steps | サンプリングステップ数。VRAM使用量には影響しない | 12(デフォルト)→ 20で品質向上だが計算時間倍増 |
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
| decimation_target | メッシュの目標面数。減らすとデータ量が小さくなるが品質低下 |
| texture_size | 出力テクスチャサイズ。VRAM 12GB推奨は2048。メモリ余裕があれば増やす、後で着色するなら減らす |
1024_cascade で良い結果が出たら seed を fixed で固定し、1536_cascade に上げて再実行。Export GLB ノードの変更だけなら再計算されないため時間短縮。
生成されたモデルは頂点がバラバラなのでBlenderで整理:
非常に精細なモデルが生成できて驚きの品質。特にフリルやウェーブヘアーなどの手作業では超面倒なデザインが見事に3D化される。一方でメモリ消費が激しく、VRAM容量が品質のボトルネックになる。省メモリ化技術の進歩が待たれる。