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無料でDiscordのようなチャットサーバーをセルフホストできる「Chatto」

元記事:https://gigazine.net/news/20260829-chatto/(GIGAZINE, 2026-08-29)
はてブ:2026-08-30 のブックマーク(ユーザー: ao41 / タグ: あとで読む)
公式:https://chatto.run/GitHub: chattocorp/chatto
はてブ数:109 users

記事概要

Discordなどのチャットサービスは手軽にサーバーを作れますが、メッセージや個人情報を含むチャットデータはサービス提供者のインフラ上で管理されるため、社内の機密情報を扱う場合はデータの保存先や管理方法が課題になります。GIGAZINEの記事で紹介されている「Chatto」は、セルフホスト可能で数十MB程度のRAMから軽快に動作し、メッセージ本文などを暗号化して保存できるチーム/グループチャットアプリです。

Chattoの3つの特徴
  • 消費リソースが極めて少ない:実測でメモリ利用量わずか 45.1MB。数十MB程度のRAMで軽快に動作
  • メッセージ本文などを保存時に暗号化:暗号化と改ざん検知を同時に行える「ChaCha20-Poly1305」で暗号化して保存
  • ユーザーごとに暗号鍵を付与(Crypto Shredding):アカウント削除時に暗号鍵を破棄し、暗号化済みデータを復号不能に。バックアップや履歴にデータが残っていても、鍵が失われた時点で内容は復号不可

利用方法

  1. Windows・macOS・Linux専用デスクトップクライアント、もしくはブラウザでChattoサーバーのURLに入力して接続
  2. 「Create Account」→ メールアドレス入力 → メールで届いた認証コード入力 → ユーザー名・パスワード設定で管理者アカウント作成
  3. 初期画面で参加したいLobbyの「Join」をクリックすればチャット参加完了

主な機能

機能内容
ロールと権限管理Owner・Admin・Moderatorなどのロールで、ユーザーやルームごとに操作権限を細かく設定
SSOOIDC・GitHub・Google・Discordなどの外部認証と連携し、既存アカウントでログイン可能
音声・ビデオ通話LiveKitを利用。チャットルームからそのまま会話を開始できる
GraphQL APIAPI経由でChattoの機能やデータへアクセスし、外部ツール連携や独自機能開発が可能
NATS API内部利用のNATS経由の連携機能で、イベント駆動型の外部システムと組み合わせ可能
その他画面共有・全文検索・通知・PWA・バックアップに対応

サーバーのインストール方法(Windows版)

  1. GitHubリポジトリのReleasesページから「chatto_Windows_x86_64.zip」をダウンロード・展開
  2. コマンドプロンプトでフォルダーに移動し、初期化コマンド chatto.exe init を実行
  3. アカウント作成時の認証コード用に、設定ファイル chatto.toml[smtp] ブロックにメールサーバー情報を記入:
[smtp]
enabled = true
host = 【SMTPサーバー】
port = 【SMTPポート】
tls = 【TLS方式】
from = 【送信元アドレス】
  1. 起動コマンド chatto.exe run を実行。ログに接続先URLが表示されればサーバー起動完了

クライアントはReleasesページから「chatto-desktop_【バージョン】_Windows_X64.zip」をダウンロード・展開し、「chatto-desktop.exe」を起動するだけです。

LAN内ならバイナリ版、インターネット公開ならDocker版

LANやVPN内で試す場合はWindowsバイナリ版で十分ですが、インターネットへ公開する場合はDocker版が推奨されています。独自ドメインやHTTPS・NATS・LiveKitなどを分離して管理でき、外部公開に必要なネットワーク設定やセキュリティ対策も行いやすいとのこと。

Hacker Newsでの評価

まとめ

機密情報を扱う組織で「チャットデータを自社管理下に置きたい」ニーズに応える選択肢として、超軽量・暗号化・セルフホストの3拍子が揃ったChattoはかなり有力な候補と言えそうです。Discord/Slack的な用途を自前サーバーで賄いたいケースで検討する価値があります。