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品質を支える仕組みをチームで作る —— 開発プロセスの可視化と改善

記事の概要

SmartHRのQAエンジニア(QAE)による記事。プロダクト基盤ユニット・権限基盤チームで、体制変更により複数開発を並行で進めることになった結果、それまで暗黙に成立していた開発プロセスがうまく機能しなくなった。そこで開発プロセスを可視化し、品質を守る仕組みを日常のプロセスに組み込む改善をチームで進めた取り組みを紹介する。

背景:個々の判断に支えられていたプロセスの課題

その結果、取り組む課題を2つに絞った:

  1. 開発中の成果物へのフィードバックを得る工程を設ける(開発の方向性を確かめる機会が限られていたため)
  2. 実装着手前の認識合わせ(リファインメント)を改善する(毎スプリントのリファインメントが開発全体のボトルネックだったため)

施策①:フィードバックを「イベント」から「仕組み」へ

方向性を確かめる機会を組み込む

レビューを通じて生まれた変化

施策②:リファインメントの「時間」ではなく「インプットの品質」を見直す

課題の背景を整理

バックログ品質を改善する運用

改善を続けるための定点観測

効果(運用変更前後の比較):1チケットあたりの所要時間は約11分短縮、完了率は約6ポイント上昇。ただし実装前に検討できた可能性のある指摘は増えていないものの、明確な減少傾向もまだ確認できていない。他の改善や理解の深まりの影響もあるため、効果の単独帰属は慎重に判断。

まとめ・筆者のメッセージ

プロセス可視化はPdEと、バックログ整理はPdM・PdE・QAEで、レビューは開発チーム外の関係者も参加——改善はチーム全体で。一つひとつは当たり前のことでも、それを着実に実践し日々のプロセスとして定着させることが品質を支える土台になる。「新しい当たり前」は一朝一夕には定着せず、今も試行錯誤の真っ最中。