記事の概要
(株)リアライズが2026年8月31日、Windows向けネットワーク調査・解析ツール「NetEnum6」v1.0.0を公開した。「NetEnum4」「NetEnum5」に続く第3世代で、単なるネットワーク探索にとどまらず、診断・可視化・通信解析までカバーするツールへ進化。利用は無料(寄付歓迎)。
ネットワークWindowsフリーソフトセキュリティ
こんなツール
家庭や会社のLANに接続されているPC・スマホ・プリンター・NASなどを洗いざらい発見し、一覧できるツール。「どんなデバイスがつながっているか」「ちゃんと応答するか」「何をしているか」「不審な機器が紛れ込んでいないか」を知る手掛かりになる。
主な機能(記事より)
🔍 ホスト検索・情報取得
- IPv4/IPv6ホスト検索:Ping・ARP・Neighbor Cache・Windows認識デバイスを組み合わせてLAN内ホストを検索。自動/CIDR/IP単体/IP範囲を指定可能、IPv6リンクローカルのscope IDにも対応
- 複数方式のホスト情報取得:DNS逆引き・NetBIOS・SMB・mDNS/Bonjour・SNMP・OUIなどを組み合わせ、ホスト名・MACアドレス・ベンダー・OSなどを取得
- 機器種別の自動判定:NAS/プリンター/ルーター/カメラ/スイッチ/AP/モバイル/IoTなどを判定し、確信度(Confidence)・役割・判定根拠まで表示。仮想マシン推定にも対応
📈 診断・解析
- TCP/UDPポートスキャン:Open/Closed/OpenOrFiltered/Timeout/Errorの状態と応答時間を一覧表示
- IPv4/IPv6経路診断:各ホップのIP・ホスト名・RTT(最小/平均/最大)・損失率・到達状態を確認
- パケットキャプチャー:
Npcapによるリアルタイムキャプチャ。Ethernet II・VLAN・IPv4/IPv6・ARP・TCP・UDP・ICMP・DNS・DHCP+HTTP/1.xとTLSを解析。BPFフィルター・PCAP保存・TCPストリーム再構成対応
🗺️ 可視化・運用
- ネットワーク構成の可視化:複数NIC・サブネット・デフォルトゲートウェイと検出ホストを論理構成図として表示、SVG/HTML保存可能
- Wake on LAN:送信元NICを選んでMagic Packet送信
- JSON/HTML/PDF形式のレポート出力、時間差のある取得結果の差分確認・スキャン結果比較も容易
NetEnum6で強化された点・注意点
大きく強化された点
- IPv6対応の強化
- SNMP/mDNS/SMBを使った機器種別の自動判定
- Npcapベースの本格的なパケット解析
- 構成図・ラベルなど「継続的に管理する」ための機能
対応OSの注意
- 64bit Windows 10/11専用になった
- Windows 8や32bit環境では従来の「NetEnum5」を使う必要あり
⚠️ ダウンロード時にEdgeで『一般的にダウンロードされていません』と表示されることがあるが、公開直後の評価情報不足による警告。配布元を確認のうえ自己責任で利用すること。またネットワーク調査は自分が管理するネットワーク、または管理者から許可を得たネットワークでのみ実施すること。
ソフトウェア情報
- 著作権者:(株)リアライズ
- 対応OS:Windows 10/11(64bit)
- ソフト種別:フリーソフト(寄付歓迎)
- バージョン:1.0.0(2026/08/31)
- ダウンロード:窓の杜のライブラリページから