Codexを使うなら、config.tomlとAGENTS.mdを押さえておきたい

元記事URLhttps://syu-m-5151.hatenablog.com/entry/2026/09/19/112330
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ブックマーク日時2026-09-19 08:42:35 (UTC) / 日本時間 2026-09-19 17:42
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記事の概要

OpenAI Codex CLIの設定まわりを体系的に整理した記事。config.tomlは「実行環境(モデルや推論の強さなど実行時の条件)」を、AGENTS.mdは「仕事の進め方(検証方法や作業上の制約)」を決めるという役割分担を軸に、設定の読み込み優先順位・AGENTS.mdの探索範囲・プロファイルの新しい書き方・効かないときの切り分け方まで解説しています。Claude Code(settings.jsonCLAUDE.md)との対比もあり、併用者に特に参考になります。

執筆背景

実行設定と仕事の指示を分ける

「レビューだけ頼みたい」という依頼ひとつでも、「変更の根拠を先に示す」のは文章の指示、「ファイルを書き換えられない環境で実行する」のは権限の設定、と効く場所が違う。

決めたいこと主な置き場所確かめるもの
利用するモデルや推論の強さconfig.tomlセッションの設定
コマンドが書き込める範囲権限やサンドボックスの設定実際に許される操作
変更時に行う検証AGENTS.md検証の実行結果
特定の仕事だけの手順Skill(必要な時だけ読み込む手順)呼び出しと成果物

config.toml の優先順位(高い順)

  1. CLIのフラグと --config による指定
  2. プロジェクトの .codex/config.toml(作業ディレクトリに近い方を優先)
  3. --profile で選んだ設定ファイル
  4. 個人の ~/.codex/config.toml
  5. 組織が用意したクラウド管理の既定値(配信されている場合)
  6. システムの設定
  7. 組み込みの既定値
  • 「昨日と同じ設定ファイルを使っている」ことは同じ条件で起動した証拠にはならない(作業ディレクトリも設定の一部)。
  • 組織による強制制限(requirements.toml 等)はこの表の「既定値」とは別で、CLIフラグで自由に解除できるわけではない。
  • 未信頼のプロジェクトでは .codex/ 配下の設定(config・Hooks・Rules)がスキップされる

設定例:差分の小さい設定から始める

# ~/.codex/config.toml(例:Web検索の方式だけ明示)
web_search = "cached"

設定プロファイルは「別ファイル」に書く(仕様変更に注意)

# ~/.codex/review.config.toml
model_reasoning_effort = "high"
web_search = "disabled"
重要な仕様変更:Codex 0.134.0 以降では、config.toml 内の [profiles.review]--profile が読む方式は現行方式ではない。またトップレベルの profile = "review" による選択も同様。review.config.toml のような別ファイルへ移行する。

AGENTS.md は「起動場所までの指示」を重ねる

Claude Codeでも読み込む方式を選べる

{
  "pluginConfigs": {
    "agents-md@builtin": {
      "options": { "instructionFiles": "claude-md-and-agents-md" }
    }
  }
}

共通の指示を、すべて同じ場所へ移さない

残す内容置き場所の候補判断の基準
どの作業でも守る短い原則AGENTS.md両ツールへ常に伝えたいか
レビューやリリースなど依頼ごとの手順Agent Skills必要な依頼のときだけ読み込ませたいか
形式が決まった検査スクリプトやCIモデルの判断ではなく同じ条件で実行したいか
プロジェクトの仕様や背景docs/ などの通常文書人もエージェントも参照する知識か

AGENTS.md の書き方:迷ったときの判断から考える

# このリポジトリでの作業
- 変更前に、対象ディレクトリの説明と既存の検証手順を読む。
- 既存の作業中の差分を確認し、今回の修正と混ぜない。
- 動作を変える場合は、変更前の問題と変更後の確認方法を示す。
- 実行した検証、その結果、未実施の範囲を報告する。
- commit、push、公開は依頼された場合に行う。

効いていないときは、文章を強化する前に「調べる」

症状最初に見る場所
個人設定と違う値で動くプロジェクト設定、選択したプロファイル、CLI指定
プロジェクトの設定が効かない作業ディレクトリとプロジェクトの信頼状態
元の指示が消えたように見える同じ階層の AGENTS.override.md
子ディレクトリの指示が入らない起動したディレクトリと探索範囲
書き直した指示が反映されない対象ディレクトリから新しく起動したか
手順は読まれたが終わり方が曖昧検証方法と、未実施時の報告内容
まとめ:config.tomlは実行条件、AGENTS.mdは仕事の判断を置く場所。書いた内容を信じる前に、実際に読み込まれた設定と指示を確認する(/status/debug-config → 適用された指示の説明と読み取りだけの実行確認)。この順番を守ると、モデルやCLI更新後も「設定が効かない」理由を追いやすくなる。

この記事から得られる学び